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風をよんで、デカい帆をはれ!

考え続けて脳のシワを増やしていきたい。ニュース考察、仕事、音楽、読書、何でもゴチャ混ぜブログ。

Think : テクノロジーと雇用

ニュース考察 Think

先日グーグルのCEOであるラリー・ペイジの発言に関する記事がフェイスブックでシェアされていました。

これは皆さん薄々気付いていた、20年という数字はともかくとして、いずれはそうなるものと考えていた方も多いのではないでしょうか。私もちょうどこの記事を拝見する前日に東洋経済オンラインの記事でコマツの発表を知り、そんな「未来予測」に改めて考えを巡らせておりました。

イノベーションが雇用を奪う

コマツが発表した技術は素晴らしいイノベーションであり、建設工程を大きく革新し得るものであろうことは素人である私にも想像に難くないものです。ビジネスとしては大きな一歩を踏み出すことに成功したと言って過言ではないのでしょう。人間が複数人で数カ月要する工程を20分も掛けずに終える技術の開発、それは即ち現場に超効率化をもたらすと同時に、測量士の仕事を奪うことでもあります。

この繰り返しが、ラリーの言う未来へ繋がっていくわけです。そして、その未来が自分の身に降りかかってきた時に人々はどういうリアクションになるのでしょうか。恐らく多くの人はストレスを抱え、反発が生じると私は思います。誰もが「創造的」でいられるわけではありません。創造的ではない仕事も人間には必要なのです。

テクノロジーの発展は止まるべきか

まず、資本主義経済において世の中を革新し得るビジネスチャンスを創出することは正しい選択であり、世界中で切磋琢磨し続けることで世界は豊かになっていくと考えられています。企業にしろ個人にしろ、その努力を続けなければ淘汰され、やがて未来は閉ざされてしまうでしょう。このような世界においては走り続けるしかないわけです。

また、現代人の多くはより正確な結果と利便性を求めます。インターネットが普及して様々なサービスが生み出されました。例えば、ニュースはネットワークから届くようになり、新聞を購読されている方は減少しています。それだけでも、新聞配達業、印刷業、他にもあるかもしれませんが、既にそれらの仕事を奪う方向へ走りだしてしまっています。人は我が身に不利益を被らない限り、便利なサービスをあっさりと受け入れてしまいますが、そこに悪意はありません。テクノロジーの発展は、その恩恵を享受できる限りは人々の生活を楽しく、豊かにすることができる要素を多分に含んでいます。テクノロジーそのものが「悪」では決してないのです。

未来への警鐘

ラリーの言う20年後に「創造的人間」と「創造的ではない人間」の間に大きな格差が生じているのか、それとも共に歩んでいけているのか―それはテクノロジーの発展を如何にハンドリングし、コンピュータと人間が共生できる未来を創ることができるかということなんだと思います。これはそう遠い未来の話ではなく、我々は今からよく考えて準備を始めなければいけません。ラリーの発言の意図は未来へ向けた警鐘だったのではないかと私は思います。